木造住宅の構造安全性確認方法木造住宅の構造安全性確認方法には、図のように3通りの方法があります。■ 構造計算(許容応力度計算) 建築基準法に規定されている許容応力度計算は、木造で階数3階建てや延床面積500㎡超の建物の構造安全性を確認するために行う計算方法です。 安全性能は3通りの計算のなかで最も高くなります。■ 性能表示制度 耐震等級設計 品確法に規定されている性能表示制度の耐震等級設計は、性能表示住宅や長期優良住宅の安全性確認方法となります。 耐震等級設計では、建築基準法で求めている耐震性能を「耐震等級1」、建築基準法で求めている耐震性能の1.25倍の耐震性能を「耐震等級2」、1.5倍の耐震性能を「耐震等級3」と定めています。■ 仕様規定 建築基準法に規定されている仕様規定とは、木造住宅が必ず行わなければいけない構造安全性確認です。「壁量計算」、壁の配置バランス「四分割法」、耐力壁両端柱の柱頭柱脚の接合方法「N値計算」の簡易計算のほか、仕様ルールがあります。四号建築物は必ず仕様規定の簡易計算と仕様ルールのチェックを行います。 四号建築物の場合、仕様規定だけではなく、性能表示制度 耐震等級設計や構造計算(許容応力度計算)を行っても全く問題ありません。というよりも、ぜひ構造計算を行ってほしいところです。「構造計算は木造三階建てで行うもの」という思い込みは捨てましょう!木造二階建ての四号建築物でも構造計算を行ってください。構造安全性確認の項目次は、構造安全性確認の項目についてです。図のように大きく分けて3つの検討を行っています。■ 壁量計算等壁量の計算、壁の配置バランス、柱頭柱脚の接合、水平構面など、主に水平力(地震力・風圧力)に対する安全性確認を行います。■ 部材の検討木造住 ..
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