ともこ@住宅ライターです。今回は「リノベーションフーラム2018」、黒田大志さんによる講演を、前編・後編に分けてレポートします。黒田さんは、工務店・リフォーム店にとっては、”近そうで遠い”不動産業界のお話をされていました。リノベーション市場へ参入する上で、知っておくべき不動産業界のこと。黒田さんは「建築と不動産をどのように両立していくか、ヒントにしていただけたら」と語ります。リノベーションフォーラムって何?YKK APは【住まいの価値は「窓・開口部」でかえられる。】をテーマに、2015年よりリノベーションフォーラムを開催しています。2018年度は「性能向上リノベーションのミライ」と題して、木造住宅の断熱や耐震などの性能向上による、住まいの価値向上についてトップランナーより講演・トークセッションで語っていただきました。それでは、黒田大志さんによる講演レポート前編のスタートです!次の不動産の常識をつくり続ける会社黒田さんは、まず「株式会社リビタは不動産会社です」と切り出しました。リノベーション事業を軸に、賃貸やホテルの運営も手がけていらっしゃいます。「不動産という視点で、どのように事業を展開しているのかお話させていただきます」と黒田さん。経営ビジョンは「次の不動産の常識をつくり続ける」ということ。「家を引き渡した後が、ユーザーにとっては本当のスタートライン。その後の暮らし方こそが本質であると考えている」ため、「のくらし」というホームページなどでも、(家を引き渡してから)どういった暮らしを皆様がしているかというところに視点を当てて発信しているそうです。「リビタは、基本的にはリノベーション専業会社ですが、設計や建築工事は行いません。不動産の売買(マンション・戸建をリノベーションして再販 ..
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