ともこ@住宅ライターです。「リノベーションフォーラム2018」、長嶋修さんによる講演を、前編・後編に分けてレポートします。 今回は後編です。(前編はこちら)プロではない私でも、知っておかないと恐いなぁと感じるお話でした。 そんな内容も含め、長嶋さんは、建築業界向けに「不動産仲介市場に、直接入ってきてみては」と提言されていました。それでは、長嶋修さんによる講演レポート後編のスタートです!新しい不動産データベース国は、もう一つの改革を進めているそうです。レインズ(不動産流通標準情報システム)と連携したデータベースをつくったり、本格運用開始に向けて動いています。不動産統合データベースには、上の図にあるように、都市計画課に行かないと分からなかった都市計画情報、法務局に行かないと分らなかった登記情報、ハザードマップ、学区情報、上下水道、道路の工事状況などが加わるようになります。便利ですね。「このデータベースのおもしろいところは、成約価格が分かるところ。レインズにはなかった、売り買いの価格。」と長嶋さん。さらに、住宅履歴情報、マンション管理情報など、建物のコンディションも把握できるようになります。最初は不動産業者だけが見れるデータベースですが、やがて一般向け物件検索サイトにそれらの情報が販売できるようにし、一般の方にも情報が入手できるようになることも検討されているそうです。これは非常にありがたいお話!ですね。物件の価格推計も!!さらにさらに!物件検索サイトには、物件写真や最低限の物件概要に加えて、図のような物件の価格推計の掲載も検討されているそうです。「たとえば、この一帯、今はいくら、3年前はいくら、5年前はいくらと、株価の推移のように価格が推計されるようになる」と長嶋さん。アメリカは、こ ..
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