ともこ@住宅ライターです。前編に引き続き「リノベーションフーラム2018」黒田大志さんによる講演をレポートします。今回は、後編です!黒田さんは、工務店・リフォーム店にとっては”近そうで遠い”不動産業界のお話をされていました。リノベーション市場へ参入する上で、知っておくべき不動産業界のこと。黒田さんは「建築と不動産をどのように両立していくか、ヒントにしていただけたら」と語ります。前編のおさらいです。リビタでは、買取再販する際、瑕疵保険に加入し、耐震等級1以上、平成25年省エネ基準相当にされています。さらに、国交省の一般社団法人リノベーション住宅推進協議会「R5」の認定を受け、ユーザーに対してエネリギーパスの提示もされているとお話しされていましたね。そんなリノベーションの事例を、後編では詳しくご紹介いただきましょう。青葉台の家最近は、建売もあれば、型式認定と言われる大手工務店の建物改修も取り組まれているそうです。これからご紹介いただくのは、そのうちの、ハウスメーカーが建てた物件です。都心から30分ほどのベッドタウン。横浜市にある分譲住宅地に建つ家です。築37年ではあるものの、「検査済証」がある優秀な建物とのことです。増築申請しながら、耐震性能と断熱性能を確保しつつ、改修をしたそうです。基礎は、アラミド繊維を貼って補強。黒田さんは「既存の資料がなくても、スケルトンにすれば図面を起こすことができる。我々は現場優先ということで、既存図があったとしても、まずは現場がどうなっているかを見ながら構造図を作成し、そこから企画・設計方針に合わせて構造を入れ替えている」と説明されました。断熱材も充填し、サッシも交換。横浜市の「住まいのエコリノベーション推進事業」という補助制度と、国交省の「長期優良住 ..
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