ともこ@住宅ライターです。私はプレスとして、2018年8月6日の「リノベーションフォーラム2018」大阪会場へ行ってきました。今回は、講師の新谷孝秀さんによる講演を前編・後編に分けてレポート。今回は後編です。(前編はこちら)今、なぜ戸建住宅リノベーションなのでしょうか。新谷さんは、「戸建リノベーション市場は、ブルーオーシャン」だと語ります。後編も引き続き、リノベーションの具体的なことを教えていただきましょう。リノベーションへの道新谷さんは、かつて注文住宅を提供する工務店に勤務されていました。今から13年前、マンションリノベーションに出会い、古いものを仕立て直してクライアントに喜んでもらえるということに魅力を感じたそうです。そんな中、新築を建てようとしている若い世代のお施主様に、家づくりのワクワクを伝えられなくなっていった新谷さんは「給料の右肩上がりはなくなり、ローンの借入額も抑えられ、やりたいことをやれなくて限界を感じていました。何より、先行きの分からない時代に、大きな借金をさせるのもどうかと思ったんです」そこからリノベーションの道を進むようになったそうです。「無理な予算で新築を建てるよりも、リノベーションで望む暮らしを手に入れながらコストも抑えられる方が、豊かな暮らしができるようになるのではないかと考えました」。やらないのは気づいてないだけ?新谷さんは、日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)に加入されているので、全国の実例を見て回る機会が多くあったそうです。そこで、マンションに比べて、中古流通の戸建を性能向上リノベーションするプレーヤーはまだまだ少ないことに気づきました。「最初は、不思議でたまらなかったですね。何でやらないんだろうなって」と話します。続けて「きっと、ちゃんと ..
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