ミラノサローネ概要ミラノサローネとは、イタリアのミラノで毎年行われている世界最大規模の国際家具見本市です。今年で58回目を迎え、有名な家具メーカーなど約1800社が新作をはじめとした家具を展示し、バイヤーはもとより、世界各国のインテリアや建築、あるいはファッション関係者など幅広いジャンルの人々が訪れます。2019年は4/9~14に開催され、 181カ国、38万人を超える人数が来場しました。会場は、ミラノ近郊にある東京ドーム11個分の広大な面積をもつ「ロー・フィエラ」という展示場で行われています。また、ミラノサローネと同時期に開催の、「フォーリ・サローネ」と言われるイベントがミラノ市街で行われ、メーカーやデザイナーが家具の展示だけでなく、インスタレーションなどを通して各ブランドの訴求をする場となっています。この期間は、「ミラノデザインウィーク」として世界から100万人以上の人が集う世界最大規模のデザインイベントとなっており、デザイントレンドの発信の場として、年々注目度が増しています。今回、A-PLUGでは、こちらの二つのイベントの中から、新たなデザインの動向やトピックを捉えましたので、A-PLUG会員の皆様に「ミラノサローネ視察報告」として共有させていただきます。2019年の全体の傾向としては、「落ち着いた配色に、柄やパターンを取り入れた華やかで親しみのある空間」としています。大きくは2018年からの傾向を継続しながらも、華やかさ、親しみというキーワードが追加されたイメージになります。ベースカラーとしてグレー色を使い、全体的に落ち着いた雰囲気にまとめながら、アクセント色は暖色系カラーや、特徴的な柄やパターンを使ったアイテムを入れることで、華やかで親しみのある空間を演出しています。 ..
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