一般社団法人住教育推進機構理事長の大沼です。
テーマは、「安い新築より高いリフォームがなぜ良いか?」ということです。
今回のお題は「戸建リノベーションの長所は?」ということです。
結論から言いますと、戸建リノベーションは新築よりも、見えないお金がかからないということになります。
皆さんは家を建てる時に、家の値段のことをだけを考えますよね。実は、住むまでにいくらかかるかということを考えなきゃダメです。
例えば新築、特に建替えですと、今までの家を解体する工事があります。
新築する場合は、地盤改良工事があります。機械で家を壊すわけですから、庭の復旧工事なんていうものも必要になります。
最後に、税金の問題も結構大きいものになります。
そういう見えないお金が、実は戸建リノベーションにはかからなかったりします。
43坪の建物を建替えをするのと、戸建リノベーションをするのでは、約1000万円くらいの違いが出てきます。
これがお題の「戸建リノベーションの長所とは?」になります。
また、戸建リノベーションの良いところは、住んでいる方が今の家の欠点をよく分かっているということです。ですので、建物の直すべき箇所を重点的に工事を行うことができるということです。
元々価値のある家は、その価値を活かすことができます。二間つづきの和室があって、床柱や床板などに良いものが使われていた場合、それを残して工事をすることが出来たりします。
家全体をリノベーションする中で、良いものがあれば、それをまた使うことが出来るのも、戸建リノベーションの長所になると思います。
また、水回りの位置を変えるのは、案外簡単です。
お風呂の位置を動かしたりすると、お金がかかるんじゃないかってよく言われるんですけど、お風呂を作り直す場合なんかは、どこに置いてもさほど変わりません。どうせなら使い勝手の良いところに水回りを持っていくと、後々出来上がってから住み心地の良い家になるんじゃないでしょうか。
工事面積を減らしてコストの調整をしやすいということも長所です。
新築であれば、予算オーバーになってしまったら建物を小さくしていくということになります。そうすると使い勝手も全然違ってきてしまいます。
戸建リノベーションであれば、この部屋はやめましょうとなれば、簡単に費用を落とすことができます。家全部ではなく、1階の部分だけ徹底的にいじりましょうということが出来るのがこの戸建リノベーションの特徴です。
なんといっても戸建リノベーションは工事中が楽しいです。元々あったものがどんどん良くなっていくわけですから、見ているお客様も楽しくなってきます。
戸建リノベーションを考えている方は、これらの長所をふまえて進めて頂きたいと思います。
今回のお題は「戸建リノベーションの長所とは?」でした。
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https://youtu.be/rs-GqoelYm4
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