埼玉県東松山市で、障がい者向けグループホームを運営する株式会社ビバハウスの西川敏行社長。全4回にわたる西川社長のインタビューも、今回が最終回となる。そこで今回は、実際の業務にあたる事業管理者、サービス管理責任者の声を紹介する。また、引きこもりや精神疾患を持つ障がい者の生活支援は難しいと考えている人も少なくないだろう。懸念事項についても話を聞いた。引きこもりや、精神障がい者への懸念昨今、障がい者向け施設での殺傷事件や、長い間、自宅に引きこもっていた人が起こした事件が相次いでいる。そのため、障がい者向けグループホームでは、そのようなトラブルも起こりうるのではないかと、懸念している人もいるだろう。この事業を始めるにあたり、西川社長はそうした不安はなかったのだろうか?「恐れがまったくないわけではないが、基本的に、重度の人は病院で診るため、グループホームでは暮らすのは軽度な人のみ。障がい者認定には、1~6の区分があり、2~3までは見ただけでは分からないことも。内気な感じかなという印象です。ほとんどの場合、通院して薬を処方されています。昼間は働いていますが、夕方帰って、食後は、薬を飲むこともあり、10時には寝てしまいます。こうした生活の中で、トラブルは今のところありません」。逆に西川社長が懸念しているのは、人件費を押さえているような施設の場合、働く側の負担が増え、利用者に対して、虐待をする恐れのほうがあることだ。実際に、虐待しているグループホームの実情も耳にしているという。「健常者や、障がい認定も受けていなくて、病院に通っていないケースのほうが、危ないのかもしれません。障がい認定を受けていて、病院に通っていれば、包丁を振り回したり、誰かに危害を加えるということはまずありません。せいぜい、奇 ..
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