
◆木造住宅の地震被害をなくすために
地震大国・日本では、数年おきに大地震が発生し、そのたびに木造住宅が大きな被害を受け続けています。
私が木造住宅業界で働き始めて数年が経った1995年、阪神・淡路大震災が発生しました。地震から2か月後、被害状況を視察するため神戸を訪れましたが、木造住宅の倒壊被害は想像をはるかに超えるものでした。
この惨状を目の当たりにし、「今後、木造住宅の倒壊被害をなくすためには、構造計算を行い、耐震性能を確保することが不可欠だ」と強く感じました。
当時も今も、木造住宅には構造計算の義務がありません。さらに、最低限の安全を確保する「仕様規定」でさえ、4号特例の誤解により適切に対応されていない現状があります。 その現実を前に、私は「このままでは木造住宅の倒壊被害は今後も繰り返されるだろう」と想像していました。
そして、残念ながら、その予想は現実となってしまいました。
木造住宅の倒壊被害は本当に防げないのか?
そんなことはありません。木造住宅の倒壊被害をなくす可能性は十分にあります。
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