外国人旅行者が増え、2020年に向けて政府がさらなる外国人旅行者を呼び込もうとしている今、古い家を民泊に使えるような「リノベーション」をしたいと望む人が増えています。工務店やリノベーション関連の企業の中でも、「民泊向けリノベーション」を先駆けて行っている企業は仕事の依頼が増えているケースも多いようです。また地方の空き家を改装して、旅行客を呼び込んでいる事例も増えています。そこで今回は筆者が富山で体験した民泊の事例をご紹介します。●地方の空き家を活用した民泊民泊サイトで、宿泊者を募集するページを公開してしばらくすると、ある変化に気づくことでしょう。「あれ? 最初の頃のように、問い合わせがあまりこなくなった……」このまま予約が入らなくなったらどうしようと、一抹の不安に襲われます。でもこのことをホスト仲間に相談すると、それこそ「誰でも通る道」だとか。わが家も、新規のときは検索上位に表示されていましたが、毎日ほかの新規物件が登録されることで、だんだん下に表示されるようになり、人目に触れる機会も減ってしまったのです。またゴールデンウィーク開けから梅雨の時期に突入したのもマイナス要因だったようです。この時期、日本は海外旅行客に人気がないようで、やや閑散となってしまうとのこと。そこで私は、富山に仕事に行く際に、ゲストの気持ちを味わってみようと、民泊で宿を取ることにしました。リスティングページを見比べる中で、風情ある日本家屋の写真に興味を持ち、予約問い合わせを入れてみると、ものの数分でホストからさっそく返事がきました。「お2人もホストをされているのですね。エリアを見たら、あなたの家は私の実家の近くにあるようです。こちらにいらしてチェックインされるときに駅まで迎えに行きますので、ご連絡くださいね ..
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