10人いれば、10通りのくらしの想いがある。さまざまなくらしの想いをかなえる空間をご提案します。今回は「子育てを楽しむ」暮らしをテーマに、あこがれのコトを具体化したプランをご紹介します。
◆活用例1
「自分たちらしい等身大の暮らし」
〈プランデータ〉
●戸建て
●ターゲット層 30〜40代
●あこがれのコト 「子どもの成長や趣味に合わせて自由に編集できる空間にしたい!」
▼コンセプトムービー▼
https://mov.re-model.jp/10plan/cp/public_html/23/23.mp4
お子さんが小学校にあがるタイミングで、自然豊かな環境での子育てをしたいと願い、郊外の中古物件を購入してリモデルしたご家族のプラン例です。キッチン・リビングダイニング・和室と細かく分かれていた間取りから大胆に壁を取り払うことで、広々としたLDKにリモデル。その際に家事動線を考慮してキッチンに洗濯機を置くスペースを設けたこともポイントです。玄関横の土間収納には趣味であるキャンプ道具を収納し、さっと車に積み込むことができるように。自分たちでメンテナンスできる家具や、子どもの成長に合わせて組み替えることができる収納など、成長にあわせてアレンジできることが子育て世代にぴったりです。
壁を取り払い広々としたLDKにしただけではなく、デッキを設けて空間をつなげることでより開放感を感じる間取りになりました。対面型でフラットなカウンターのキッチンを中心に、アレンジのきく収納、無垢の大きなテーブル&ベンチ、ソファ代わりのプフなどをコーディネートすることで、お子さんの成長やたまに遊びに来るお客様の人数に合わせてレイアウトを変更しながら使用できることがポイントです。
《使用商品》ザ・クラッソ スリム対面・フラット型(TOTO)、収納 ミセル、床 フォレスナチュラルⅡ(いずれもDAIKEN)、窓 APW 330、リウッドデッキ200(いずれもYKK AP)
(コーディネートされた家具は、無印良品・IDEE)
玄関のすぐ横にレイアウトした土間収納は、しまうものによって自由自在に変えられる仕様に。土間に隣接する部屋は、ご家族の成長に合わせて使う趣味の部屋。この2つの空間にはガラス製の間仕切りを採用することで、空間に一体感を持たせながらかっこよく仕切ることができます。玄関ドアにはスライディングドアをセレクトし、大きなキャンプグッズや自転車など出し入れが楽ちん!袖ガラスがあるタイプなので、玄関も明るくなりました。
《使用商品》仕切り ファミットガラスデザイン、玄関ドア コンコードS30(いずれもYKK AP)、収納棚内部ユニットFiTIO(DAIKEN)
(収納ボックス等は無印良品)
リモデルポイント
新型コロナを経て働く場所や時間がフレキシブルになったことで、「子育ては自然に近いところでしたい」という願いを叶えやすくなりました。キャンプなどのアウトドアを楽しむ家族が増えたことも、郊外に住まいを求める動機になっているようです。「ニューノーマルの働き方に関する調査」によると、移住を検討したいと思う理由の上位に「自然の近くで暮らしたいから」「趣味に近い場所で暮らしたいから」があがり、どんなことに空いた時間を使いたいかの問いの答えは1位「趣味」2位「運動・健康増進」があがりました。このことからも、郊外に住まいを移したいという憧れは多いと予想され、特に子育て世代が移住の際にはこのプランのようなフレキシブルな暮らし方ができるリモデルを提案すると希望にフィットしそうです。
「自分たちらしい等身大の暮らし」のより詳しい情報はこちらでチェックしてください。
https://re-model.jp/10plan/collection/23/
◆活用例2
「片付けが楽しくなる家」
〈プランデータ〉
●マンション
●ターゲット層 30〜40代
●あこがれのコト 「家族の笑顔があふれる素敵なリビングにしたい!」
▼コンセプトムービー▼
https://mov.re-model.jp/10plan/cp/public_html/14/14.mp4
ご家族4人での借家暮らしが手狭となり、中古マンションを購入してリモデルした事例です。6歳と4歳のお子さんがいるご家庭では、必然的にコミュニケーションの中心はリビング。同時にお子さんのモノが溢れてしまうのもリビングとなります。そのため、収納計画に力を入れ、すっきり片付きながらも楽しくコミュニケーションが取れるリモデルとなりました。
和室だった部分も取り込んで、大空間のLDKに。小物が散らかりがちなリビングには、機能的な壁面収納を設置しました。掃除用具からこまごまとした日用品まであらゆるものを収納したり、ところどころはオープン棚で見せる収納も楽しんだりすることができます。また、リビング隣に設けたウォークインクロゼットの扉は、壁と同じクロスを貼ることで一体化できる仕様に。そのおかげでスッキリとした印象のリビングとなっています。さらにマンションにも取り付けられる内窓をとりつけて、リビングの快適性を格段にアップすることができました。
《使用商品》 壁面収納 ミセル[収育スタイリングプラン](DAIKEN)、マドリモ 内窓 プラマードU、ファミット クロスデザイン(いずれもYKK AP)
ダイニングスペースにお子様のデスクを設けることで、キッチンからのコミュニケーションも取りやすくなりました。デスク周りは時間割を貼れるホワイトボードやランドセル収納なども組み込み、スッキリ片付くだけでなく自分たちらしく使う楽しさもあるデスクスペースとなっています。キッチンはカウンター下に大容量の収納スペースがあるタイプのため、使いたいものがサッと取り出せて料理がはかどるプランニングです。
《使用商品》 デスクスペース ミセル[収育スタイリングプラン](DAIKEN)、ザ・クラッソ(TOTO)
リモデルポイント
「小学生の宿題に関する調査」によると、宿題に取り組む場所の1位は「リビング」!低学年はもちろん、高学年になっても7割近くがリビング学習をしていることがわかっています。学習時間も親子にとっては大事なコミュニケーション時間だからリビング学習の可能な間取りにしたいけれど、その反面雑然としてしまうという悩みも。主婦がマイホームで重視するのは、「価格」に次いで2位が「収納の多さ」があることからもわかるように、「家族の集うリビングの収納計画は念入りに」することがお客様の希望を叶える大きなポイントと言えそうです。今回のプランで採用している「ミセル 収育スタイリングプラン」は、テレビでも人気の収納王子コジマジックさんが監修したシステム収納!キレイに楽しく収納できる秘訣が満載なので、積極的にアピールしながら提案すると効果的です。
「片付けが楽しくなる家」のより詳しい情報はこちらでチェックしてください。
https://re-model.jp/10plan/collection/14/
◆活用例3
「スキップライフ」
〈プランデータ〉
●マンション
●ターゲット層 30〜40代
●あこがれのコト 「家族みんながいつでもワクワクできる家にしたい!」
ご両親が郊外に移り住むことになったのをきっかけに、そのマンションをリモデルして引っ越すことになったご家族の事例です。お子さんが9歳となり、自立も促していきたい一方で、ワクワクできる住まいにしたいとのご希望を持っていたご夫妻。そこで、「スキップフロア」を採用し、空間に変化をつけました。3段の段差や室内窓を設けることで、ひとつの空間ながら別の空間でもあるような印象をつくることができるのがこの間取りの特徴。インテリアが好きな奥様がディスプレイを楽しんだり、階段部分に腰掛けて大人数でも集まることができたり、ワクワクがたくさんつまった家になりました。
和室だった空間をリビングとつなげてスキップフロアを採用した間取りを変更。子ども部屋となる空間は、完全には仕切らずに室内窓でゆるく仕切っています。キッチンから様子が見えるメリットもありながら、秘密基地感もある絶妙の仕切り具合にお子さんも大喜び。あそびゴコロあふれる空間づくりに、個性が光ります。
《使用商品》 ルームウィンドウフラップタイプ、集成材飾り棚、集成材カウンター(すべてDAIKEN)、マドリモ 内窓 プラマードU(YKK AP)
家族が集まりやすいアイランドスタイルの対面型キッチン。背面には収納をたっぷり確保するために大きなキャビネットを設置しました。インテリアは落ち着いた木目で統一し、室内窓や飾り棚を各所に設けておしゃれな雰囲気を演出。カウンターを設けた小上がりスペースはセカンドリビングのように使用でき、昼はテレワークに、夜は家族団らんのスペースにと、フレキシブルな使い方ができるのが特徴です。
《使用商品》 ザ・クラッソ[スリム対面フラット型](TOTO)、ルームウィンドウFIXタイプ、床 ハピアフロア トレンドウッド柄(いずれもDAIKEN)
「スキップライフ」のより詳しい情報はこちらでチェックしてください。
https://re-model.jp/10plan/collection/27/
リモデルポイント
スキップフロアは近年人気上昇中の空間づくりの手法で、インテリアが好きであそびゴコロあふれる家族におすすめ。床に段差をつけることで、生活にリズム感が生まれます。また、アイアン風の枠の室内窓はおしゃれなインテリアづくりに一役買うだけではなく、家族の気配を程よく感じることができるメリットも。限られたマンションの空間を完全に仕切らずに、室内窓や床の段差を設けることでゆるく仕切って、一体感と個別感を同時に叶えることができるのがこのリモデル例。子育てを楽しみながら個性のある空間を演出したいご家族に提案したいプランです。
◆まとめ
第4回となる今回は、「子育てを楽しむ」をコトテーマとした3つのプランをご紹介しました。
子育てをする期間は長いようで短くもありますが、家族のライフステージのなかで一番濃密で楽しい時期であることは間違いありません。だからこそ、子育てをどこでするか、どのような家でするか、などは家族にとって常に最大の関心事と言えるでしょう。
どんどん成長する子どもに合わせて家も変化していける仕様や、収納を楽しむように暮らせるプラン、日常がワクワクするスキップフロアのプランなどは、子育て世代の憧れの暮らしをイメージしてもらうのにピッタリです。多彩なラインナップのTDY商品を活用し、お客様のイメージ以上の提案をしていきましょう。
「モノ(商品)起点ではなく、コト(あこがれのライフスタイル)起点の提案」。これができることは、お客様に選ばれるリモデル店であり続けられる必須条件といえます。お客様にあこがれの暮らしを実現していただくために、「十人十家」の各ツールをぜひご活用ください。
また、ご紹介していますコレクションムービーやイメージ画像等もお客様のご提案活動にご活用いただけますのでご利用ください。TDYリフォームサイトでは役立つ情報満載ですのでぜひ一度内容をご確認ください。
WEBサイト「YKK AP あこがれのくらしを実現しよう!十人十家」
WEBカタログ「十人十家」
他にもいろいろなコンセプトをご用意しています。次回以降もご期待ください。
▼当連載の他の回はこちら▼
あこがれの暮らしを理想のカタチにする、TDY「十人十家」活用術