第７回 集う楽しさを最大限に！「みんなが集まる」リモデル事例

10人いれば、10通りのくらしの想いがある。さまざまなくらしの想いをかなえる空間をご提案します。前回に続き「みんなが集まる」をテーマに、あこがれのコトを具体化したプランをご紹介します。

◆活用例1

「未来をつむぐ強い家」

〈プランデータ〉
●戸建て　
●ターゲット層　30〜40代
●あこがれのコト　「大切な家と家族を守り未来に受け継いでいきたい！」



▼コンセプトムービー▼
https://mov.re-model.jp/10plan/cp/public_html/17/17.mp4

5歳と０歳のお子さんを持つ夫婦が、親世帯と同居するために築60年となる古民家をリモデルした事例です。２人目のお子さんが生まれたのをきっかけに、離れて暮らしていた両親と三世代同居をすることにしたご夫婦。田の字に和室が配置されている古民家の趣を活かしつつ、新しい生活に合わせて「楽しく、安心して」暮らせる家にしました。

２つの和室を繋げて開放的につくったLDKや薪ストーブを囲む土間リビングなど、家のあちこちにだんらんスペースがあり、家族の会話が弾みます。古民家のウィークポイントである耐震や断熱面を改善するリモデルをすることで、家族を見守ってくれる強くて優しい家となりました。

フラット型の対面キッチンを取り入れ、家族が自然と集まるキッチンにしました。６人家族分の食品などをたっぷり入れられるパントリーも設けています。窓は高断熱タイプに交換し、シャッターや耐震フレームを設置することで、古い建物特有の厳しい寒さを抑えると同時に台風や地震への備えも万全。間仕切りの引戸や床は和の空間に合った木目柄を選び、古民家の雰囲気にマッチさせています。
《使用商品》キッチン：ザ・クラッソ フラット対面型（TOTO）、窓：APW 331 シャッター付引き違い窓、耐震補強 フレームⅡ（いずれもYKK AP）、床：トリニティ、パントリー内：内部ユニットFiTIO、扉：ハピアG5デザイン（DAIKEN）

古民家の雰囲気に合うスライディングドアは、開き戸のようなスタイリッシュなデザインと引戸の利便性を両立しています。土間リビングの天井に貼った不燃性に優れた羽目板は、無垢材のような風合いが魅力。インテリア性や防災性、利便性を兼ね備えただんらんの場となりました。
《使用商品》玄関引戸：コンコードS30（YKK AP）、天井：グラビオ羽目板V（DAIKEN）

　リモデルポイント　

和室が多く細かく仕切られた伝統的なスタイルの古民家を、仕切りを取り払ってスペースをゆったり確保したLDKや水まわりにすることで、三世代が笑顔で暮らせる間取りとなりました。リビングダイニングだけでなく、玄関を兼ねた土間リビングやプレイルームなどもあり、家族がそれぞれお気に入りの空間でコミュニケーションをとることができます。コロナ禍を経て家族の絆が見直され、また、発生が予想されている大地震への備えへの関心も高まっている昨今、家族のだんらんと防災を考慮したリモデルは、これからのお客様への提案で意識すべきポイントといえます。

「未来をつむぐ強い家」
詳しい情報はこちらでチェックしてください。
https://re-model.jp/10plan/collection/17/

◆活用例２

「タタミラウンジでご近所茶会」

〈プランデータ〉
●戸建て
●ターゲット層　50〜60代
●あこがれのコト　「ご近所さんと気軽にお話できる場所がほしい！」



▼コンセプトムービー▼
https://mov.re-model.jp/10plan/cp/public_html/08/08.mp4

60代ご夫婦で２人住まいのご家族のリモデル事例です。ご近所のお友達と山登りなどに出かける奥様と、陶芸がご趣味のご主人様。お二人とも、気軽に自宅でお友達や陶芸仲間とおしゃべりできる場所があったらいいなと思っていたそうです。そこで、二間続きの和室と広縁をリモデルし、玄関とリビングを１つの大きな空間としただんらんスペースをつくることで、お二人の夢を叶えました。これならお友達がふらりと立ち寄ることも、大人数でお茶会を開くこともできるようになり、大満足の場所となりました。

広縁だった部分を土間にし、２つの和室をひとつながりにしました。土間とのつながりを活かして、一部はテーブルにして靴を脱がなくても気軽にお客様にお茶を飲んでいただくことができます。小上がりの畳スペースはゆったりとくつろげる場所に。ご主人手作りの陶芸作品を飾るためのオープン収納も設置しました。落ち着いた濃色の木目が、上質な和の空間を演出しています。
《使用商品》　意匠壁：グラビオエッジ カーヴァ、畳：ここち和座 敷きこみタイプ 清流、収納：ミセル、床：ハピアフロア トレンドウッド柄、天井：グラビオ羽目板V（すべてDAIKEN）

「“さわやかきれい”でおもてなし」

結婚を機にご主人が住んでいたマンションで暮らすことになり、リモデルをした40代のご夫婦のリモデル事例です。グリーンショップを辞めて専業主婦になった奥様は、自宅でグリーンアレンジメントの教室を開くことに。大好きなグリーンに囲まれながら、お友達やお客様をいつもきれいで爽やかな空間でおもてなしをすることにこだわってリモデルをしました。一番のお気に入りは、パウダースペースもあるトイレ。きれいにこだわり、お客様をいつもワクワクした気持ちで迎えられる家となりました。

ベランダに面した個室の洋室までを１つの空間にし、広々としたLDKとなるように間取りを変更。床・壁・天井に加えて棚や窓枠もホワイトベースでまとめ、グリーンが映えるシンプルで爽やかな空間にしました。窓には内窓を取り付け、断熱効果もアップ。通気性と見通しの良い網戸にすることで、グリーンに優しい爽やかな空気を取り込めるようにしました。
《使用商品》窓：マドリモ 内窓 プラマードU、クリアネット網戸（いずれもYKK AP）、収納：フィットシェルフ、床：ハピアオトユカ45Ⅱ（いずれもDAIKEN）

　リモデルポイント　

インテリアや植物に関心の深い世代におすすめの、シンプルで爽やかな白を基調としたコーディネートにこだわったリモデル例です。ナチュラル志向のブームは長く続いており、緑が映えるホワイトインテリアは根強い人気と言えるでしょう。マンションでも来訪者の多いご家族には、トイレスペースを主役級に捉えた提案も喜ばれるプランの１つとなりそうです。

「“さわやかきれい”でおもてなし」
詳しい情報はこちらでチェックしてください。
https://re-model.jp/10plan/collection/04/

◆まとめ

第７回となる今回は「みんなが集まる」をコトテーマとした６つのプランのうち後半の３つのプランをご紹介しました。三世代同居、60代の夫婦、40代の夫婦、と家族形態も世代もさまざまな事例でしたが、家族やゲストと集いやすく、リラックスしてくつろげる空間になるような工夫がそれぞれ見えました。安全性や快適性はしっかり確保しつつインテリアで個性を表現できるようなプランを、豊富なTDY商品群で提案していきましょう。