住まいを守るためには定期的な点検およびメンテナンスを実施すること。そして必要に応じた修繕をしていくことがとても大切である。住まいの寿命は30年だから建てては壊すという発想ではなく、今ある住まいの価値を計画的に守り続ければ、その寿命を60年ないしは100年以上維持し続けることができる。住まいを計画的に守っていく中で、特に、外気にさらされている屋根・外壁部・外装付帯部・基礎など住まいの外装部分は紫外線や大気汚染、湿気等の影響で時とともに劣化し、台風や暴風雨、あるいは大雪といった自然災害により大きなダメージを受けている場合が多い。住まいの価値を守ること、それは外からのさまざまなダメージから住まいを守ることと弊協会は考える。 住まいの保全は外装の健康診断から人の身体と同様に、住まいも定期的な点検(健康診断)をする必要がある。弊協会が実施および推奨する住まいの健康診断では、外装部位ごとに具体的な診断点を挙げる。診断し問題点があれば、早期に適切な修繕をしていく必要があり、問題がなくても予防対策としての計画を考えることができる。一般的に、住まいの屋根は高所のため点検には危険が伴うことから、なかなか目にする機会がない部位である。それ故に屋根に破損・被害、または劣化があった場合も雨漏りが発生するまで気づかないことが多く、その場合の修繕は、緊急性があり大きな費用となってしまう可能性が高い。台風・強風や大雪といった自然災害も全国的に発生し、たびたびニュースで目にする機会が増えてきていることから、予防対策の観点としても、弊協会では年に1回は住まいの健康診断を受けることを推奨している。外装の診断内容と問題点外装の部位ごとに診断するポイントや内容、そして問題点となる事案【屋根】強風などの自然災害によるダメ ..
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