新しい世界世界は今、劇的な変化の時を迎えています。AI、Iotに代表される技術革新と情報革命、それを支えるインターネット、スマートフォンの普及は既に私たちの生活と切っても切れない関係になっており、ドローンによる宅配や自動運転カーの実用試験等、子供の頃の妄想が現実になっているのを目の当たりにし、それらがこれからの暮らしがこれまでの延長線上にないことを如実に語りかけているように感じます。一見、関係が深くないように思える建築業界、リフォーム業界もその大きな変化の荒波に飲み込まれることは必然であり、私達もこれからの新しい時代に対応した変化が求められているのではないでしょうか。技術の発達は生産性を上げ、私たちの業界においても圧倒的な効率化を叶えてくれました。図面やパースを描く時間、見積もりや積算にかかる時間は10年前に比べると信じられないくらいに短くなり、人にかかっていたコストはソフトやパソコン、その周辺機器にとって代わりました。そんな中、旧態依然としてあまり大きな変化が見られないのが建築工事の現場であり特にリフォーム工事の現場は10年前と大した変化がないと感じるのは私だけではないと思います。以下でこの大きな時代の変化へどのように対応すべきかを考えてみたいと思います。職人不足とSNS普及の関係今後懸念される大きな問題の一つに職人不足があります。16年の国土交通省の調査によると、15年、16年の二年間で技能労働者は15万人減となっており、対して29歳以下の若年層は1万4000人の増加と絶望的な統計が発表されております。建築技能系従事者の人口分布は現在の50歳の年齢層をピークとして若い世代が少なくなっており、若年層にあっては入職者が殆どいない状態がこの数年間続いており、現在メインで活躍してい ..
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