ネット上の不確かな情報氾濫の問題から専門家の知識経験が重視されるようになる リフォーム産業新聞1243号 (2016/12/06発行) ディー・エヌ・エー(東京都渋谷区)が運営する住宅の人気キュレーションサイト「iemo(イエモ))」が、12月1日18時、全記事の公開を停止した。これは同社の医療系サイト「ウェルク」が、根拠が不明確な記事を公開していた問題に端を発するもの。現在、イエモ、ウェルクを含め、同社が運営する9つのキュレーションメディアが記事公開停止状態にある。守安功社長は、サイト上にメッセージを公開。「 この度は各方面の皆様に多大なるご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。深く反省し、改善に全力で努めてまいります。」と陳謝。自身が委員長を務めるキュレーション管理委員会を通じ、記事制作のプロセス及び中身の精査を行なうと述べた。 今後の記事公開については、同委員会の審査が完了後、随時公開していくとしている。イエモは2014年に、同名のベンチャー企業が開設。同年にディー・エヌ・エーの傘下となった。 【解説】この問題では以下の3つの点が問題視されています。1.他サイトからの引用や転用を専門家でないライターが行い、記事を掲載していた。2.掲載されている内容が不確かで、誤った情報も非常に多かった。3.誤った情報を掲載した記事でも、SEO対策が万全に行われ、検索すると上位に表示されていた。記事作成の過程において、医療や住まいなどの専門分野については素人のライターが、マニュアルに従ってネット上の記事を引用や転用を行なって作成していたことは、医療や住まいといった生命にも関わる分野だけに重大な事故やトラブルをもたらす可能性があります。また、これらの不確かな記事 ..
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