こんにちは。各地で梅雨があけて気温も連日30℃を超えるようになってきました。サーモグラフィカメラで使用される赤という色について例年夏になりますとTVでサーモグラフィカメラを使ったヒートアイランド関連の映像が増えることや高い温度を連想しやすいこともあり、赤といえば高温をイメージされる方が多いのではないでしょうか。 まず昨年の7月に撮影した街中の写真をご覧ください。何の特徴もない画像ですが、青の表示部分が多く涼しいようなイメージでしょうか。最高温度が28℃、最低温度が22℃になっていますので、快適かどうかの感じ方は個人差があり、必ずしも青の涼しいイメージとは合致しないと考えます。 次に人物をフレームアウトして撮影した画像と比較してみます。
同じ温度のものでも被写体の温度分布によって見え方が変わってきます。 標準的なサーモグラフィカメラの色表示の仕方は、ディスプレイ内の温度分布に応じて高い場所には白や赤などの色、中間の温度は黄色や緑、低い温度帯には青系の色が割り当てられます。上の画像のケースでは建物より温度の高い人がフレームに入ったため、相対的に温度の低い建物は黄色や青で表示され、冷たいイメージが強くなりました。サーモグラフィカメラで表示されている色は赤いから必ずしも熱いというわけではなく、画面内の相対的な比較によってそれぞれの色が使用されます。 次号は「ソフトウェアで何ができる」Vol2です!
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