サーモグラフィは、色で温度情報を表現する技術です。誰もがテレビ番組等で、一度は目にした事があるのではないでしょうか。実はこれ、リフォーム提案時にビルダーの強力な営業ツールになるのです。いまビルダーは、どのようにしてサーモを使いこなすべきか。サロンオーナーにサーモカメラの世界でトップシェアを誇るFLIR Systems社 石川氏を迎え、仕組みの基礎解説からお届けしていく新企画がスタート!こんにちは。10年前、100万円は下らなかった高嶺の華「サーモグラフィカメラ」。今ではホビー用と割り切ってしまえば3万円程度から入手することができます。あまり知られることのなかったこの世界。実はちょうど技術革新の波がきており、活発に新製品や新しい技術が開発されています。サーモグラフィカメラは同じカメラでもデジタルカメラとは異なるニッチな市場で、情報が得やすいとはいえません。本サロンではサイドストーリーも含めながらサーモグラフィカメラに関する情報を発信していきます。第一回目はサーモグラフィカメラとは? というテーマでお話します。私達は普段「暖かい」、「寒い」、「心地よい」などの温度による快適性を数値で考えています。明日は5℃しかないから寒い、30℃以上あるから暑いなど。また温度が高い、低いなどは表示される数値と相手が何かによって判断します。例えば外気温が36.6℃あれば猛烈に暑い! となりますが体温であれば平熱です。一方のサーモグラフィカメラは、温度と温度に対するイメージを映像でわかりやすく伝えることができるのが、建築物に向いている点だといえます。 こちらは古民家で撮影した写真に温度値を加えたものです。畳の温度(SP1)が写真左上に29.8℃と表示されています。(写真右は最高温度と最低温度です)この ..
この続きはA-PLUGに会員登録して
読むことができます!
A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
建築関係プロユーザー対象の会員制サイトです。