こんにちは。もう関東では冬というより春を感じる日々ではありますが、今回の画像は2月中旬の時折雪が舞う仙台です。前回は「サーモグラフィカメラとは」というタイトルで古民家をみてみましたが、今回は仙台の街並みをスナップしたので早速見ていきましょう。 こちらは街中を撮影した画像です。熱画像の注意点として、色だけ見てしまうと、どのような季節、状況で撮影されたかイメージしにくいことがあげられますが、まずは画像の中の情報を拾ってみたいと思います。写真の右側にある温度の値から見ていきますと、赤い破線で囲った数値はカメラが捉えた最高の温度で7.5℃となっています。画面内で一番温度が高い部分は白で表示されます。次に青い破線で囲ったところはカメラが捉えた最低温度で-33.4℃となっています。こちらは暗い青色で表示され、空の温度です。「空の温度ってどれくらいの高度の温度だろう?」と思われた方は参考までに大気の鉛直温度の構造(イメージ)を下記に貼り付けて有りますのでご覧下さい。(詳しくは気象庁HP等「大気の鉛直温度分布」で検索してみてください)先ほどの画像をソフトウェアでさらに分析した画像です。SP1の部分の温度(アスファルト)が-1.1℃でとても冷えていることがわかります。またビルは全体的に赤っぽい色で表示されていますが、実際の温度を測ってみると4.0℃と冷え切っていますが、暖房の為かアスファルトほど冷えてはいません。同じビルの壁面でも白と赤で温度分布が異なる場所があります。ビルに近づいてみると・・・人がいる電気のついたフロアーの部分が高温になっていますね。こうしてみてみると、ビルにおいては熱の逃げる箇所は窓がもっとも大きいように推察されます。実際に窓を見たわけではにないですがどのような仕様の窓が使わ ..
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