A-PLUGのご利用には会員登録が必要です
すでに会員の方はログインください

2019/11/13 16:10 - No.622


第27回 KIPPARINTALO(キッパリンタロ)|障害を持つ若者が自立して暮らす住宅


北欧住宅事情(フィンランドから)
大村 裕子

2019/11/13 16:10 - No.622

 
フィンランド、ヘルシンキ在住の大村裕子です。フィンランドの建築について住宅を中心に、建築士の視点でレポートしていきます。オープンハウスヘルシンキフィンランドの首都、ヘルシンキでは毎年「オープンハウスヘルシンキ」というイベントがあります。これは住宅や建築の内部を見学できるイベントです。参加費は無料。予約は必要なく決められた時間に現地に行くだけで参加できます。普段一般公開されていない建物が多く、場所によってはかなりの人が集まります。特に学校、人が住んでいる住宅などはなかなか見られる機会がないので、毎年楽しみにしています。今回はKIPPARINTALO(キッパリンタロ)という、障害を持つ若者が自立して暮らす住宅を見学してきました。(オープンハウスヘルシンキの情報はこちら https://www.openhousehelsinki.fi/)参加者は一般の方もいますが、やはり建築の仕事に関わっている人が多いようです。ポルトガルからフィンランドに、二週間前に引越してきたという2人にお話を聞きました。ヘルシンキに来たばかりで、なぜイベントを知っているのだろうと思ったのですが、実は「オープンハウス」は世界各国で開催されていてポルトガルでも人気があるそうです。例えば北欧だとスウェーデンのストックホルムでも行われていました。(世界各地のオープンハウス、開催地情報はこちらから https://www.openhouseworldwide.org/ )障害を持つ若者が自立して暮らす住宅 KIPPARINTALO(キッパリンタロ)「KIPPARINTALO(キッパリンタ ..
 
大村 裕子
Leppänen Architects

フィンランド、ヘルシンキ在住。一級建築士。 1996年北海道大学工学部建築工学科卒業。スウェーデンハウス株式会社で16年設計に携わる。主に北海道、千葉、東京にて202邸の注文住宅、別荘、店舗等を設計。 その後スウェーデン、フィンランドにて設計事務所にて住宅を設計。フィンランドの北欧建築視察専門の旅行会社を経て、現在はフィンランドの設計事務所Leppänen Architectsに在籍。

業務にあわせて効率UPができる
ツールをご提供!

お知らせ

各種お問い合せ

 2年以上前

イベント・セミナー全て見る>