フィンランド、ヘルシンキ在住の大村裕子です。フィンランドの建築について住宅を中心に、建築士の視点でレポートしていきます。オープンハウスヘルシンキフィンランドの首都、ヘルシンキでは毎年「オープンハウスヘルシンキ」というイベントがあります。これは住宅や建築の内部を見学できるイベントです。参加費は無料。予約は必要なく決められた時間に現地に行くだけで参加できます。普段一般公開されていない建物が多く、場所によってはかなりの人が集まります。特に学校、人が住んでいる住宅などはなかなか見られる機会がないので、毎年楽しみにしています。今回はKIPPARINTALO(キッパリンタロ)という、障害を持つ若者が自立して暮らす住宅を見学してきました。(オープンハウスヘルシンキの情報はこちら https://www.openhousehelsinki.fi/)参加者は一般の方もいますが、やはり建築の仕事に関わっている人が多いようです。ポルトガルからフィンランドに、二週間前に引越してきたという2人にお話を聞きました。ヘルシンキに来たばかりで、なぜイベントを知っているのだろうと思ったのですが、実は「オープンハウス」は世界各国で開催されていてポルトガルでも人気があるそうです。例えば北欧だとスウェーデンのストックホルムでも行われていました。(世界各地のオープンハウス、開催地情報はこちらから https://www.openhouseworldwide.org/ )障害を持つ若者が自立して暮らす住宅 KIPPARINTALO(キッパリンタロ)「KIPPARINTALO(キッパリンタ ..
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