photo: Finnish Housing Fair, photographer TAVATON mediaフィンランド、ヘルシンキ在住の大村裕子です。フィンランドの建築について住宅を中心に、建築士の視点でレポートしていきます。50回目のハウジングフェア 2019年7月12日-8月11日、コウヴォラ市でハウジングフェアが開催されました。コウヴォラ市はヘルシンキから北西130kmにある、人口約8万人の町です。ハウジングフェアとは大規模な住宅博覧会で、1966年に始まりました。年に一度フィンランド各地で場所を替えて開催されています。日本の住宅展示場に似ているのですが、一般公開は夏の一か月のみで、ハウジングフェア終了後入居者はすぐに移り住みます。ほとんどの住宅では、すでに住む家族が決まっています。展示用の会場ではなく実際住む住宅地で、公園等も整備されています。常設の住宅展示場がないフィンランドでは、一度に多くの住宅を見ることができ、新しいトレンドを見学する絶好のチャンスです。フィンランド人の大人の98%が知っているというデータもあります。住宅を見学できるのはもちろん、インテリア、住宅設備、家具、物置、ガーデニングなどのブースもあり住宅に関する情報が一度に得られるイベントです。公式サイトはこちらから。(フィンランド語):http://asuntomessut.fi/一部ですが英語の情報はこちらから:http://asuntomessut.fi/english/what-is-a-housing-fair/会場案内図です。2019年のハウジングフェアは全部で33戸。新築住宅だけではなく、古い建物をリノベーションした集会場などもあります。選べる2種類のパンフレットパンフレットは1冊10 ..
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