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2018/04/24 10:00 - No.202


第5回 高性能住宅の達人に聞く 高性能住宅の課題①換気システムのアプローチ


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北海道の高性能住宅を探る
大菅 力

2018/04/24 10:00 - No.202

 
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西方里見(にしかたさとみ) 西方設計

1951年秋田県能代市生まれ。1975年室蘭工業大学建築工学科卒後、1975年青野環境設計研究所を経て、1981年西方設計工房開所。1993年西方設計に組織変更。2004年地域の設計組合「設計チーム木」を結成(代表理事)。1980年代より今日に至るまで高性能住宅を一貫して追求。建築物理に根差した妥協のない設計は追随を許さない。


高性能住宅に造詣の深い有識者の方々のインタビューをお届けするこのシリーズ。今回は地元の秋田のみならず、北海道から西日本まで幅広いエリアで設計を行う西方里見氏に話を聞いた。

ー最近、西方さんが設計上の課題だと感じることはなんでしょうか。

西方 最近感じているのは、設計を緻密にやれはやれるほどアプローチがマニアックになり、コストアップになるということです。機器も納まりもシンプルにやれれば一番よいのですが。

ーコストアップ要因の1つが換気システムだと思います。最近は一次エネルギー消費量が重視されるので、熱交換型の換気システムのニーズが徐々に高まっているように感じます。

西方 一次消費エネルギーを抑えることを重視するのであれば、熱交換型換気システムが有利です。特に寒冷地でドイツのパッシブハウスと同等レベルのものをつくろうとするなが、熱交換率85%以上の機器を採用することが付不可欠です。

―課題はコストでしょうか?

西方 そうですね。熱交換型のコストは、比較的安価な国産の製品でも材工で約40万円、高価な海外製品はその倍程度は掛かります。この点をなんとか解決したいです。

 
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大菅 力
フリーランス

1967年東京生まれ。早稲田大学第二文学部中退後、木材業界雑誌の出版社を経て1994年株式会社建築知識(現 株式会社エクスナレッジ)入社。月刊「建築知識」、季刊「iA」などの建築、インテリア専門誌の編集長を務める。2010年退社。 現在フリーランスとして、季刊「リノベーションジャーナル」(新建新聞社刊)の編集長を務める。主な著作に「リフォーム 見積り+工事管理マニュアル」(建築資料研究社)、「世界で一番やさしい仕上材(内装編)」(エクスナレッジ)、「心地よい住まいの間取りがわかる本」(エクスナレッジ)などがある。

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