AIの時代いろいろなところで、AIの話しを聞くようになりました。小売業のレジから始まり自動運転まで、また大きく時代も変わろうとしています。もちろん、住宅建設にも、影響を及ぼすことは必至です。すでに先んじて、AIの世界を考えている人たちは、すっかり頭の切り替えができています。たとえば、自動運転が一般化されると、免許を持って人間が運転することが、飲酒と同じ危険運転になりかねないというのです。どうしても車を運転したければ、カートに行って運転をするしかありません。いやいや、まだまだ、まさかと、疑いたくなる気持ちもありますが、この気持ちの切り替えができて初めて、AIの世界を想像することができます。そして、おそらくそれは、住宅建築の業界でも起きることです。でも、ネット社会が出始めたころにいわれていた「クリックモルタル」という言葉も思い出します。どれだけクリックひとつで、ネットから情報を手に入れることができても、最終的に「モルタル」の仕事がなくては現物を手に入れることはできません。くしくも、この「モルタル」という言葉は、建築用語です。どんなにクリックを重ねても、現場でモルタルを塗る仕事は残ります。その意味では、AI化も最も遅くなるのが建築かもしれません。しかし象徴的なイメージは、すでにYouTubeでは見ることができます。3Dプリンターやセルフビルディングの家ができるのです。こんな時代がやってきたら、家を建てる仕事と人は要らなくなる可能性も否定できません。アルゴリズムそこで、少しでもAIを理解しようと思えば、ビッグデータとアルゴリズムから始まります。どんなにビッグデータがあっても、その関係性をアルゴリズムで定義づけできなければ、データを活かすことはできません。そして、私たちの脳は、それなりに ..
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