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2019/11/15 10:50 - No.627


第40回 SDGs~サスティナブルな住宅


がんばれ!地域の工務店(工務店とエリアマーケティング)
石川 新治

2019/11/15 10:50 - No.627

 
SDGs少しずつ「SDGs」という言葉が聞かれるようになってきました。まだまだ自治体や大手企業のテーマのように思えているのではないでしょうか。でも、考えれば考えるほど、地域の工務店に向いた話だと思います。SDGsとは、国連が2030年に向けて提案している、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。国連に加盟するすべての国が同意しているので、日本も例外ではありません。SDGsには、次の17のゴールが設定されています。さて、この17のゴールを見て、地域の工務店がどのように関われば良いのでしょうか。日頃の受注活動だけでも大変なのに、とてもここに書かれているような項目を手掛けている時間はありません。そう思うのが、普通のことだと思います。LEAVE NO ONE BEHIND訳せば「地球上の誰一人も取り残さない」ということ。SDGsには、この大事なテーマもあります。だからこそ自治体が取り組もうとしています。その公共性を企業アピールに使えると思えば、大手企業も取り組みます。でも、今の時代では、こうしたアピールをするよりも、大手でありながら取り組まないことの方が危険だと判断しているのかもしれません。貧困や飢餓をなくし、平等で平和な持続世界を誰にでも実現するという目標を、否定することなど誰にもできないはずです。でも、このテーマにこそ、工務店が扱う住宅という仕事につながっていると感じます。たとえば地球上の誰一人も、生まれてきたからには必ず父母がいるはずです。もちろん例外的に生死などの状況差もあるでしょう。そして生まれたからには、生涯を過ごすテリトリーを持つことになります。そのテリトリーには、自分の生活の場も必ずあるはずです。ただし、その生活の ..
 
石川 新治
一社)住まい文化研究会

明治大学工学部建築学科卒業。1981年ミサワホーム株式会社に入社。技術部設計から販社営業を経て、宣伝部マネージャーとして企画広報活動全般を経験。2007年、MISAWAinternational株式会社にて200年住宅「HABITA」を展開する。住宅の工法、技術、営業、マーケティング、商品化、デザイン、広報、住まい文化など、全般に精通。現在、一般社団法人住まい文化研究会代表理事として、機関紙「おうちのはなし」を発行し、全国の地域工務店の活動を支援している。主な著作に、「おうちのはなし」(経済界)、「地震に強い家づくりの教科書」(ダイアプレス)がある。

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