満足の家いざ建てて住んでみて、本当に満足した家になっていますか?心から「そうだ!」と答えられる人は、滅多にいないと思います。少なくとも、「あと少しここをなんとかしておけば良かった~」と答える人でも、もしかしたら少数かも知れません。不満を並べればキリがなく、それほど家を建てるということは難しいことです。だからこそ「家は三度建てなければ解らない」といわれます。その不満足度があることから、「住宅業界はクレーム産業」だという人がいます。何を隠そう、私の大師匠でさえも、そのようにいって憚りません。住宅業界というのは、そんなに難しい業界です。だからこそ、信頼のできる会社を選んだ方が良い。そこで、企業としての信頼度を、経済性だけで判断して、上場をしている大手メーカーの方が安心できると語られてきました。クレーム産業といわれる業界を、刷新しなければならないという使命があるというのです。奇しくも「住宅業界はクレーム産業」という言葉も、ちょうど大手メーカーの設立期にいわれ始めたことです。地域の工務店に家を頼めば、品質の悪い、クレームだらけの家になるといわんばかりです。クレームってなに?今の時代になって、逆にクレーマーという言葉が聞かれるようになってきました。少し立場は逆転して、法外のクレームをつける人のことを指しています。音声も映像も記録されるようになって、消費者の「意見をいう権利」も、時と場合によっては正当ともいえないこともありえます。そうはいっても、家というのは毎日の生活を過ごす大切な場所です。暮らしの中での不都合があれば、毎日の生活にも支障をきたしかねません。設計意図とは違って、使いにくいこと、好みに合わないことがあって、これらを我慢して暮らすのは苦痛でしかありません。クレームの前に、小言の一 ..
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