屋根のないもうひとつの部屋の作り⽅
最終回となる今回は、基本的なアウトドアリビングの設計⼿順と設定の 『10ʼs- Process』紹介する。いよいよ「アウトドアリビング基本的知識編」も最終章!最終回では、基本的な組み⽴て⽅や⼿順をご紹介していきます。必要なアイテムを”パーツエレメント”とするならば、作り⽅の解説”レシピ”となります。住宅事情の変化やビジネスシーンで魅⼒的な庭を語れるか、今後の住まいに関わる設計者に⽋かせないものとなるはずです。しっかりとストーリーに沿ったそれぞれの設定を学んでいきましょう。基本的なアウトドアリビングの設計⼿順と設定 『10ʼs- Process』①スタイル|住まいから眺める庭空間には、居室から眺める時間と出て楽しむ時間があります。おおよその⽣活リズムからすると「部屋から覗き⾒る」ことが⼤半の時間を費やすはずです。そういった⾯からも室内のインテリア装飾と繋がる意匠を取り込み共有して調和させ連続するスタイル設定をまずは⾏っていきましょう。②ゾーニング|庭として設定された空間は、⼿にあまるものとなり未計画な空間が残ったりすることがあります。そうならないためにも事前にゾーニングやレイアウト計画による空間分割を⾏うことで設計がしやすくなります。添える濡れ縁・離れテラス・続くアプローチ・フラワーボックス・芝⽣の間・⾒せる壁泉や家具などのフォーカルポイント・視線を遮るアイストップ・空間を彩る植栽など。建築計画で⾏うように庭空間に必要な要素を抜き出しどのような配置計画を⾏うかを検討しつつ、回遊式や⽬的到達式など動きのある計画も同時に考えてきましょう。③サイズ|ゾーニング計画によって設定された要素を空間に割り当てるサイズ調整を⾏いましょう。庭の⼤き ..
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