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2019/07/02 09:30 - No.499


第16回 四号建築物の仕様規定 8項目の仕様ルール その6


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「構造塾」佐藤実氏の『本当にヤバイ木構造の話 ~これからの木造住宅の耐震性能』
佐藤 実

2019/07/02 09:30 - No.499

 
(前回記事「第15回 四号建築物の仕様規定 8項目の仕様ルール その5」はこちら)8項目の仕様ルールとは⑧横架材の欠き込み(令第44条)令第44条には「横架材の欠き込み」に関する規定があります。梁などの横架材のスパンの中央付近に構造耐力上支障のある欠き込みをしてはいけないこととなっています。なぜ、横架材中央なのか?それは横架材中央部(下側)は曲げモーメントが最大となるため、この位置に欠き込みがあると横架材は極端に弱くなります。横架材の欠き込みは意外なところで行われています。それは間柱の欠き込みです。間柱の欠き込みにより間柱の施工性能は向上しましたが、横架材にとっては断面欠損となります。しかし、間柱が取付いてしまえば横架材には(間柱があることにより)曲げが発生しにくくなりますが、間柱が取付かないはずなのに間柱の欠き込みをしている横架材は注意が必要です。ちなみに、間柱の欠き込み部分を差し引いた横架材断面で安全性を確認しておけば問題ないのでは?とお思ったら大間違いです。間柱の欠き込みがある横架材は、間柱欠き込み部分を全て削り取った横架材よりも曲げ性能で40%低減します。それだけ、欠き込みは横架材の性能を低下させるので注意してください。第1回:どうして「構造」って難しいの?第2回:なぜ、構造計算をしないでいられるのか第3回:「経験と勘」では木造住宅は安全にも快適にもならない第4回:構造計算できない人に「経験と勘」はない!第5回:荷重に対する感覚が重要 雪の重さは半端ない!第6回:熊本地震その後、益城町のいま2019年第7回:四号特例について考えてみる第8回:四号特例について考えてみる その2第9回:木造住宅の構造安全性確認方法について第10回:四号建築物の仕様規定第11回:四号建築物の ..
 
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佐藤 実さん
株式会社M's(エムズ)構造設計

1968年新潟県生まれ。1990年東北工業大学工学部建築学科卒業。㈱佐藤住建を経て、2006年㈱M’s構造設計設立、現在に至る。2010年東京大学大学院修了。2010年「構造塾」を設立、木質構造に関するセミナー、構造計算技術者育成講座を開催。著書に、最高に楽しい木構造入門(エクスナレッジ)、楽しく分かる!木構造入門(エクスナレッジ)がある。

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