設計事務所として、いわゆる注文住宅を設計するときには、常にエクステリアまで含め、全体をコーディネートし設計監理しています。その視点から見ると、エクステリアで残念なことになっている住宅が多いのも事実です。ファッションでいえば、成人式の着物にふだん使いのマフラーをしているようなものです。例えば1階南向きの大きな窓が道路から丸見えとなり、カーテンがあけることができない家を見かけることがあります。その家のオーナーは、本当にそうなることを望んでいたのでしょうか?また、そうなることを予測できていたのでしょうか。これは、オーナー側の問題ではなく、私たちプロ側の方に問題が内包されています。エクステリアは、住まいつくりの予算に関する優先順位で考えると、一番後まわしになっています。住宅を建てる人にとっては、面積が重要課題です。エクステリアの予算すら計上されず、建物を建てることになってしまう場合もあります。つまり、結果別予算になってしまう。その後、オーナーはホームセンターで仕入れた材料を、自分で簡易につくり、結果トータルコーディネートなしにちぐはぐな印象となってしまいます。では、エクステリアを提案することについて考えてみましょう。そもそもエクステリアとは何をさすのでしょうか。エクステリアという言葉も、よくわかりません。ウイキペディアで調べると、インテリアの対義語とあります。インテリアとは、英語では内面を意味する単語であり、転じて日本語で室内装飾という意味であり、部屋や乗り物の室内の装飾それに付随する照明、装飾家具を表す。また、インテリアは装飾品、什器そのものより、それによって飾られた室内空間という概念が強い語である。ということは、エクステリアは室外空間をさします。エクステリアの同義語に、外構、庭、植 ..A-PLUGは工務店様・リフォーム店様などの
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