札幌のリノベーション専門の工務店「アルティザン建築工房」新谷孝秀さんと設計事務所「アトリエ momo」の櫻井百子さんが、YKK APとコラボレーションして、通常よりも断熱性能と耐震性能を向上させる戸建リノベーションのプロジェクト、今回は「断熱施工屋(屋壁)」がテーマです。(前回記事はこちら)家を建てることにかかるCO2の総量をマイナスにするとても厳しい基準「LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)」。これに相当する断熱・気密性能を達成するためUA値0.18W/㎡・Kの断熱性能、C値0.7c㎡/㎡を実現した断熱手法を壁→屋根→基礎→開口部の4回にわたって部位別に紹介しています。今回は、壁と屋根の気密の結合方法と天井断熱の吹込み用グラスウールの施工について紹介します。まずは、壁と屋根の気密の結合方法です。今回の矩計図ではないが、気密の取り方。外壁側の透湿防水シートを下屋から桁を超え内側に入れる。最上階の天井のポリフィルムと結合し、気密テープでとめる施工時間は1日程度。トラックを建物に横付けします。トラックの中には、袋詰めされたグラスウールが積まれており、随時継ぎ足しながら吹き込んでいきます吹込みます吹込みグラスウール t=500断熱材が高い断熱性能を発揮するためには、製品自体の熱伝導率の他に「施工の精度」が求められます。グラスウールは、隙間が少なく施工できるため、計算値と実際の誤差が少ない施工方法です。次回は、基礎断熱の施工について紹介します。第1回: 試される大地「北海道」が切り開く 戸建性能向上リノベーションの可能性第2回: 計画概要について 第3回: 耐震概要第4回: 耐震フレーム+窓「フレームⅡ」の活用方法と施工方法第5回: 断熱・気密概要第6回: 断熱施工《壁》第7回: ..
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