車やバイクが置けるガレージ付きアパートが話題を集めている。写真共有サイト「インスタグラム」で、ガレージの写真に、「いいね!」が1万以上つくなど、車やバイク好きの人の心をつかんでいる。前回の記事では、SNSを活用したマーケティング手法の使い方について解説した。後編では、相場の1.56倍の家賃ながら、施工中に満室となった、ガレージ付きアパートの設備や間取りなど、こだわりのポイントについて紹介する。写真映えするような魅力的なガレージが重要玉田氏は、車好きな人に向けたライフスタイル雑誌『Daytona(デイトナ)』と、20年近く、「クルマ共生住宅」を開発してきた。それが通称、デイトナハウス(http://daytona-house.com/)である。一般住宅だけではなく、ガレージ付きのアパートのニーズがあると確信し、3年ほど前からガレージ付きアパートも手掛けるように。それが予想以上の反響となった。車やバイク愛好者の心をわしづかみにしたのが黒の鉄骨が剝き出しになった独特の空間である。今回、東京足立区に完成したガレージアパート『GLB』を見学した。Gはガレージ、Lはリビング、Bはベッドの略である。これも玉田氏のアイデアである。「ガレージ付きといっても、車やバイクが置けるだけでは魅力に欠けます。車やバイクが映える空間の演出が重要。そこで辿り着いたのが、美しくて丈夫な鉄骨パネルの構造です。20年以上に渡り、開発・生産してきた自信作で、ベトナムで生産しており、コストを抑えながらデザイン性や耐久性に優れています」そうして魅力的なガレージ付きアパートができれば、駅から距離のある立地でも、難がある立地でも強気に勝負できる。「入居者は車やバイクを所有しており、電車を使わないため、駅からの距離は関係ありま ..
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