新潟県長岡市。冬になると日本有数の豪雪地帯となる自然環境が厳しいこの場所に、株式会社大庄の前身となる「大庄」の屋号を構えて117年。厳寒のこの土地に、高気密・高断熱を広めようとサッシ以外の建材もいち早く手掛け、地場工務店への啓蒙活動を行ってきた。その後、単なる材料の販売会社に留まらず、設計業務を請負う大庄サポートセンターを設け、総合的な支援体制を整えていたが、今春満を持して高性能リノベーション事業を開始した。
厳しい自然環境と人口減少に立ち向かい、新たな事業を創出し続ける大竹社長に今までの苦労や将来の展望について話を聞いた。建材流通業は差別化が難しい!様々なサービスで差別化をされている様ですが、具体的な取り組み内容は?「大庄サポートセンターが工務店に性能向上の為の設計支援を行っています。その他に、BtoC向けのメンテナンス部門としてMADOショップに加盟しています。更に今年の春から、性能向上リノベーションの新しいブランドとして『リノベ専科 住み継ぐ家』という性能向上リノベーション事業を開始しました。このように、施主・工務店目線で徹底的にサポート出来る建材流通は県内でもほとんど無いのではと自信を持っています。」性能向上リノベーション『リノベ専科 住み継ぐ家』とは性能向上リノベーション事業に今春から参入して、モデルハウスも建てた。今後の展開について詳しく教えて欲しい。「築28年の中古木造住宅を取得し、フルスケルトンにしてリノベーションを実施しました。断熱はG2相当で耐震についても等級3程度まで向上させました。設計時の目標は、『エアコン1台で快適な家』だったので、付加断熱を施しました。お陰様で新築以上の性能を達成する事が出来、中越地区初の本格的な性能向上リノベーションのモデルハ ..
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