千葉県柏市にあるサッシ業者。首都圏はパワービルダーの台頭が著しく、売上を伸ばすためにはパワービルダーへの納材が必至。サッシ業者にとっては、利益率を削っても数量が見込める顧客を重視しがち。しかし、有限会社佐藤サッシは大手ビルダーとは取引せず、地場の中小工務店の取引だけで業績を伸ばしてきた。創業(事業承継)から現在に至るまでの苦労や業務運営上の工夫、そして将来の夢について、荒井社長に話を聞いた。(前編はこちら)内製化と業務効率化の取組地場で圧倒的な信用を築き、売上を拡大している。どのような工夫をしているのか?「社員間の情報共有を徹底しています。図面や指示書等をクラウドで見られるようにしています。ただ、全てをIT化している訳ではありません。当社は、配送と工事の行動予定表は手書きで運用しています。なぜなら、1人辺り1日5~10件を、配送や工事しなければなりません。
1時間単位での予定なので、本当によくスケジュールが変わります。夕方書いた予定が、翌朝には変わります。この手書きの行動管理表をLINEで事務員さんから皆さんに発信しています。サッシは本当によく工程が変わります。サッシを入れて、仕上げをして、メンテナンスして・・・。そこにリフォームも混ざれば、予定が流動化してしまいますね。ここをいかにスムーズに回すかがノウハウかもしれません」これだけの物件量を廻すために、社長は全て管理しているのか?「自分もお客さんを担当して、プレイングマネージャーとして日々活動しています。なので、全てを把握している訳では有りません。なので、当然トラブルがあって頭を下げに行くことも有ります。
ただ、完全な管理職になってしまうと、現場の知恵も出て来ないですよ。勘も ..
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