誰かに何かを伝えるとき、「想い」の無い言葉は伝わりません。
例えば、スピーチ。話すことを忘れないように原稿を用意する気持ちはわかります。しかし、原稿を読み上げるだけのスピーチからは「想い」は伝わってきません。せっかく、想いを込めて書いた原稿なのに・・・。
じつは、原稿を書く時点で話し内容は頭に入っています。話す流れ(ストーリー)も整理できているはず。話すことが忘れそうで怖いというのであれば、話し内容を箇条書きにして手元に置きましょう。
話す流れは箇条書きの原稿でチェックし、話す「内容」は原稿を読まず自分の言葉で話します。自分の言葉で話すことで「想い」が込められます。そして相手には伝わります。
例えば、セミナー。
配布されたテキストを読み上げるだけの講師っていますよね。
あれは時間の無駄!!テキストを読むだけならば誰でもできます。わざわざ時間を空けて、セミナー会場まで足を運ぶ必要はありません。これって、受講者の時間を無駄にしています。
セミナー講師は、セミナー講師にしかできないテキストからは見えない「奥行」を伝え、受講者に持ち帰って貰うべきことを認識する必要があります。
例えばプレゼン。
やはり話す内容を忘れないよう原稿を用意したくなりますよね。これもまた、「想い」が無いため伝わりません。
そこで、よくある勘違い・・。原稿を用意しない代わりに、「シナリオをプレゼン資料に書く」という行為です。これ、実はとても多いのです。プレゼン資料は話すべき文字が羅列し、プレゼンターは手元の原稿じゃなく、画面のシナリオを読む、とにかく読むだけ。
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