リフォーム産業新聞の編集長、金子裕介です。当連載では、リフォーム業界の最新トレンドの動向をご紹介します。
今回、第17回は「コロナ再拡大!リフォーム業界で再び脚光浴びる「オンラインセールス」。対面営業減らし、リモート増やす企業の実態とは?」というテーマでお送りします。
◆オミクロン株で消費者意識に変化は?
オミクロン株の蔓延によりコロナ感染者数が急増している。感染者が増えればリフォーム検討者も「今は業者に相談するのを控えよう」というムードになりかねない。そこで重要になってくるのが非対面のオンラインセールスである。
コロナ禍初の緊急事態宣言が発令された際、オンライン相談を始めたリフォーム会社が急増したが、形だけ取り繕い、実態は今までと変わらず対面営業をしていた会社がほとんどだ。その理由の多くが、オンライン相談では契約が取れないのではという疑念である。
実際、昨年の夏頃にリフォーム事業者に対してオンラインセールスの実施状況を調査したところ、積極的に実践していると答えたのは26%だった。そして、約53%の企業が、業務のデジタル化を課題としていることも分かっている。
◆Zoomを本気で活用するリフォーム店とは?
そんな中で、本気でオンラインセールスを推進していた企業もある。それが埼玉の有力リフォーム会社、OKUTA(さいたま市・年商69億円)だ。同社はコロナをきっかけにZoomを使ったインサイドセールスを徹底的に推進してきた。その結果、コロナ禍にも関わらず増収を達成。オンライン営業は契約に繋がらない、ということはないのである。
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