リフォーム産業新聞の編集長、金子裕介です。当連載では、リフォーム業界の最新トレンドの動向をご紹介します。第18回は「リノベーションを受注するためのビジネスモデルと業務フローを徹底解説」というテーマでお送りします。YKK APでも「性能向上リノベの会」を発足するなど、年々注目が高まる「リノベーション」。需要の高まりを受けて、いざリノベ事業を始めようと思う会社も多い。だが、どうすれば受注が取れるのか、戦略が思いつかないケースも目立つ。実際、工務店は設計や施工力に自信があっても、マーケティングや、集客・販促が不得意だったり、契約までスムーズな流れが作れなかったり、ビジネスモデルの構築に課題を抱えている。今回の記事ではターゲット設定、集客から引き渡しまでの業務フロー、収益モデルなど、ビジネスを成功させるポイントを解説する。なお、設計や施工のポイントは今回の記事では省略した。A-PLUGに寄稿している専門家の方々の記事を参照いただきたい。なお、情報は私が実際に取材してきた企業の話を元にした。◆「ワンストップビジネス」で差別化をリノベーションで成功するために重要なのが、設計・施工だけの相談にとどまらず、中古住宅探しまでサポートすることだ。「物件探しもリノベも、まとめて1つの会社に頼めます」というサービスはユーザーにとって大きな価値となる。というのも、通常は物件購入は不動産会社に相談し、リフォームはリフォーム会社に見積もりをとることになるのだが、これは非常に手間も時間もかかる。物件を買ったらリノベの予算がなくなったという悲しい話もよく聞く。不動産もリノベも相談に載ってくれるプロというのは、実は少ない。そこにチャンスがあるのだ。私どもではこのモデルを「ワンストップ」サービスと呼んでいるのだが、 ..
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