リフォーム産業新聞の編集長、金子裕介です。今回のリフォーム業界のトレンドは、コロナショックが生み出す3つの「新たな」リフォーム需要、です。新型コロナがリフォーム会社の経営にどのような影響を与えているのか、日々取材を進めている。各社とも今考えているのは、どんなリフォームが流行るのだろうかということ。今回は取材した企業を元にこれから流行しそうな3つの新たなリフォーム需要について解説していきたい。一つ目がテレワークのリフォーム需要だ。自宅で仕事がしやすい環境作りをリフォーム会社がプロデュースしていく。これはリフォーム専業の会社で国内トップの売上高を誇るニッカホームの榎戸欽治会長が語っていた。リフォーム営業マンのヒアリング内容も変わるはずだ。例えば、「自宅で仕事をしますか」「どの部屋で仕事をしたいですか」「資料を広げたりするスペースは必要ですか」といったヒアリングが全国のあらゆるリフォーム会社で始まるだろう。中古マンションを買い取って、リフォーム後に販売する買取再販というビジネスがあるが、このような企業を取材してみると、もう既にテレワークスペースを取り入れたリフォームを施した物件販売を始めていた。チャンスを掴む企業は決断が早い。 今後在宅でできる仕事はテレワークで、という流れが一層加速していく。というのも、今回の経営危機をきっかけに、大きくて広いオフィスの固定費を支払い続けることのリスクを身にしみて感じた経営者も多いからだ。出社する人数を抑え、オフィスはコンパクトな空間にという流れの中で、自宅を仕事場化するリフォーム需要は高まりそうだ。2つめは水道光熱費削減リフォームだ。テレワークや外出を控える人が増えれば、電気、ガス、水道などのエネルギー消費量は従来よりも増える。景気が後退している中 ..
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