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2019/12/24 08:55 - No.661


第5回 熱の伝わり方(1)


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省エネのキホン
堤 太郎

2019/12/24 08:55 - No.661

 
前回までは、「なぜ断熱するの?」というタイトルで「断熱性能」によって決まってしまう「室内の温熱環境」の向上が必要な理由を、ほぼ「温度」だけ取り上げてお話してきました。もちろん室内の健康・快適性を左右するのは温度のみならず、湿度や空気質、照明、内装、音響、衛生(生物・非生物)、果ては水平・傾きまで様々な要素がありますが、まず注目すべきは、やはり「温度」です。望む体感温度を容易に得られない住宅で、他に何を語るの?と思います。今回からは、その「温度」自体について、お話を進めていきたいと思います。■そもそも「温度」って?省エネ基準が改正されてから、断熱性能を示す指標としてUA値(ゆーえーち:外皮平均熱貫流率)が導入されました。その計算では外壁や窓、床、天井(屋根)など各断面部のU値(ゆーち:熱貫流率)による熱損失量をすべて合計してから、家全体の外部に面する外皮面積で割って平均化するので、「A(アベレージaverage:平均)」が付いているのですね(このUA値については別の機会に改めて取り上げます)。今回は数字の高い・低いを気にする前に、単位に注目ください。U値の単位は「W/(㎡・K)」です。前・省エネ基準で使用されていた指標のQ値(きゅーち:熱損失係数)と見た目(構成)は同じですが、各項目で扱う内容が若干異なります。その各項目をそれぞれ見てみますと、「W(ワット)」はここでは「建物から逃げていく熱量」を示していますが、1W=1J/s(仕事率・工率)1W=1V×1A(電力)などの関係に置き換えられることから、エネルギー消費量に直結する単位となります。続けて「㎡(平方メートル)」は、まさしく面積を示しており、外皮面積だけでなく床面積だの開口面積だの、日常でおなじみの単位ですね。そして最後の ..
 
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堤 太郎さん
一般社団法人 みんなの住宅研究所

一般社団法人 みんなの住宅研究所 代表理事/株式会社 M's構造設計所属。一級建築士、CASBEE戸建評価員、BISほか。1966年奈良県生まれ。1990年摂南大学工学部建築学科卒業。関西商圏のビルダーに27年勤務し、主に2x4工法(枠組壁工法)の戸建住宅設計に携わる。2013年にドイツのフライブルクをはじめとした各地の研究機関・企業等をツアー視察した後、ATC輸入住宅促進センター(大阪市)主催の省エネ住宅セミナーにて、企画のアドバイスやパネルディスカッションのコーディネーターとして複数参加。2018年にM’s構造設計に参加、「構造塾」講師や「省エネ塾」の主催、個別コンサルタント等を行っている。

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