デザイン・快適性・省エネ性能と同時に「構造安全性」はとても重要です。
全国で「構造塾」を展開する株式会社 M's構造設計の佐藤実氏より分かりやすく木構造の大切さと重要ポイントを解説していただきます。
今回は「地震被害は天災なのか?」です。(前回記事はこちら)
◆地震被害は天災なのか
2023年2月にトルコ南部で発生した大地震で、5万人を超える人が犠牲になっています。
ここで考えてほしいことは、自然界の変化によって起こる「天災」と、「人災」を分けるということです。
天災と人災を分けて考えないと、地震による建物倒壊や人命が奪われることは、どこか防げないことと諦めてしまいます。それは間違っています。
よく考えてみてください。
地震で命を落とすのは「人間」です。
自然界の動物は、人間ほど命を落としていないのではないでしょうか。
なぜ、人間が命を落とすのか、
それは、自分たちがつくった建物が倒壊するからです。
(地震発生による津波、土砂災害は除きます)
地震発生は、防ぎようのない「天災」です。しかし、建物倒壊は防ぐことのできる「人災」です。
ここを分けて考えれば、
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